内藤忍のお金持ちになる投資成功ノート
タイトルはちょっと胡散臭いですが、こんな本を読んでみました。
著者の内藤忍さんは、マネックス・オルタナティブ・インベストメンツ株式会社代表取締役(長い・・・)ということで、それほど胡散臭い人ではないようです^^;
本の中身もしっかりしており、正統派の投資本と言えそうです。
著者が19年間かけて作り上げてきた資産運用のエッセンスを、惜しげもなく披露しています。
最近の本屋さんで見かける「短期で」「簡単に」資産が殖えるという立場とは対極で、「長期で」「勉強して」資産を殖やすという主張を述べた本です。
この本では、基本的にはアセットアロケーション(分散投資)を前面に出しており、分散投資といっても株の銘柄の分散ではなく、『日本株・日本債券・外国株・外国債券・流動性資産・その他』といった金融商品自体の分散投資の解説をしています。
アセットアロケーションを実践することで、かなりローリスクに抑えながらも、年利5%ほどの運用が実現できるとのことです。10万円くらいからのアセットアロケーションの具体例が紹介されており、投資未経験者でも理解し易い内容なのではないかと思います。
ほんと勉強になる本でした。
ただ私個人としては、まだまだ年利5%の守りに入るには早過ぎるかなという状態なので、もうしばらくリスクを負いながら資産を殖やす必要がありそうです。
内藤忍の資産設計塾・実践編の問題点~わかりにくさの中に物事の本質がある
内藤忍の資産設計塾・実践編が発売されたので、早速購入して読んでみた。前作の内藤忍の資産設計塾と内容はほとんど変わらないので、前作を読んだ人はあえて購入する必要はないかなと思う。ただ、全体的には前作よりも構成がスムーズに流れているので、前作を読んでいない人にはおすすめだ。このサイトでも何度も強調しているアセットアロケーションの入門本としては最適だと思う。ただ、前作を読んでの感想、内藤忍の資産設計塾の問題点、にも書いた点は引き続き残っている。今回は、新たに沸いてきた疑問を書いてみることにしよう。