「長期」「分散」「最適」で考える世界一シンプルな投資法
そんなタイトルの本を読んでみました。
本の外観は上品な感じで、表紙には青空と草花の写真が載っており、一見投資の本には見えません^^;
内容は、3部構成になっていて、
1.アメリカの投資教育を元にした資産形成方法の紹介
2.ウォールストリートでの体験談
3.ケーススタディ
といった流れです。
3部構成とはいえ、全ページのほとんどが1章に割かれています。(3章は理解の助けとして参考になりますが、2章はほんとにオマケといった感じですね。。)
基本的には、アセットアロケーションの重要性を説く本です。
自分の目標値に合わせて、国内外の株式や債券に、資産を配分しましょうという内容です。
どういった銘柄を選ぶと良いとか、そんな話は書かれていません。
『退職までにどれだけの金額が必要かを計算し、最低限のリスクは取りつつも、その目標値に到達するために分散投資を行うべき』ということが淡々と書かれた、非常にシンプルな内容の本でした。
真っ当な内容で、とてもためになる本ではありますが、今までに似たような本を読んできた自分にとっては、目新しい発見はありませんでした。
また1章では、アメリカの保障制度などを元にした記載もあり、ちょっとイメージが付きづらい箇所もあります。
とはいえ、こういった本を読んだことがない人には、最初の一歩としてオススメできる本です。