千円札は拾うな
変わったタイトルに惹かれて、読んでみました。
タイトルの巧さは、以前読んだ「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」と同等です。
タイトルの意図は、「常識にとらわれず、より大きな成果を狙え」ということです。
さて、常識にとらわれない考え方として、著者は以下のような例を挙げています。
・残業をやめれば給料は増える
・売り上げを伸ばすために顧客を捨てる
・社員のために気持ちよく無駄金を使う
・彼氏は「彼女がいる人」の中から選ぶ
・「似合うスーツ」は選んではいけない
・自分の給料を下げる努力をする
などなど
やや力任せな論理展開もあったりしますが、ほとんどは「なるほどなぁ」と思わせてくれる内容です。
ちょっぴりユーモアも散りばめてあり、楽しめながらも役に立つ内容になっています。ベストセラーになっているのも納得の一冊です。
千円札は拾うな。
安田佳生著 『千円札は拾うな。』「目の前に千円札が落ちていたらどうしますか?一