家を買いたくなったら
『不動産投資』者向けの本というよりは、『マイホーム』購入者向けの本です。
投資の本ではないですが、『家』は高い買い物で、個人の資産状況にも大きな影響があるため、最近はこんな本も読むようにしています。
まず感じたのは、優しく語りかけるような文章の本だなということです。とても落ち着いて読むことができます。
また興味深いのは、著者が必ずしも「住宅購入」を勧めてはいない点で、まず「何のために、家を購入するのかをよく考えること」を強く主張しています。
「家は幸せになるための道具ではあるが、幸せそのものではない」という言葉からも、その思いがよく伝わってきます。
後半では、物件の種類別(新築マンション、タワーマンション、中古マンション、新築一戸建て、中古一戸建て、田舎不動産、コーポラティブハウス、リゾートマンションなど)に、購入時の注意点やテクニックも紹介されていますが、こちらは限られたページ数での記述のため、基本的な事項に絞られています。
「持ち家にするか、賃貸にするかを悩んでいる人」や、「まさにこれから家を買おうとしている人」には、非常にオススメの本です。