まちの相場師
10作の短編小説で構成された本です。
軽い読み物として読める感じなのですが、時代設定は古い(取引所がシステム化される前の話)です。
加えて、登場する成功者たちは、普通の人とは違う特殊な思考回路を持っており、正直あまりピンとくる内容ではなかったですね。
とはいえ、「こんな考え方もあるんだな」と考えさせられる箇所もありました。
ただ、私自身の投資スタイルの参考にはできなさそうですが、、、
以下、本にあった、ちょっと変わった格言です。
・株はいずれ下がると思えば、カラ売りも難しくない
・投資家のタイプには攻撃型と防御型がある
・割安株に買いなし、割高株に売りなし(←これはPER理論とは矛盾する)
・株価を信じる、高い価格にはそれなりの根拠がある
・感情の動物である人間が売買する株式は、理屈通りには動かない
・将来の見通しがつくのは、精々2、3年
・カネが集まるところにカネ儲けのチャンスがある(出来高の多い株は、いずれ相場になる)
・直感を素直に信じよ