リートと不動産、どっちが得か

こちらで紹介したリート、こちらで紹介した不動産、どちらもインカムゲインを得る上で強力な資産ですが、いったいどちらが得なんでしょう?
今回は、リートと不動産を比較してみたいと思います。
ちなみに、まず最初に断っておきますが、リートもいわば不動産への投資です。リートの仕組みは、投資家から集めたお金を、まとめてビルやマンションなどの不動産に投資し、そこから得た家賃や売買益を再度、投資家に分配するというものだからです。

さて、では比較してみましょう。
必要資金・・・リートのほうが小額(数十万)から購入できるので○
税関係の手続き・・・不動産は確定申告が面倒。リートのほうが簡単で○
換金性・・・リートのほうが容易に現金に換えられるので○
空き室リスク・・・複数不動産への投資で、リートのほうが分配金が安定していて○
不動産の運用・・・何もしなくても専門家が運用するので、リートのほうが楽で○

金利上昇局面・・・不動産もリートも、金利上昇局面に弱いのでドロー
インフレ・・・不動産もリートも、インフレに強いのでドロー

節税・・・所得税、相続税の節税効果が期待できるため、不動産のほうが○

ここまではリートのほうが優勢ですね。ただし、リートが投資信託である故に、リートならではのリスクが存在します。
それは、運用会社が倒産するリスク、運用会社が運用を失敗するリスク、需給要因によるリート価格の低下リスクです。

リート、不動産、どちらにも相応のリスクがありますが、リートのほうが購入のし易さ、運用の容易さから、ハードルは低いように思います。

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