貧乏はお金持ち

貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する

これまでも何度か読んだことのある“橘 玲”さんの本です。

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サラリーマン個人が法人化して役員となり、今の勤務先と委託契約を行う。
こうすることで、法人として、以下のようなメリットを享受できるようになる。

(1)収入を役員報酬・従業員給与等として親戚・家族に分散することができる。
(2)自宅を役員・従業員寮、自家用車を社用車にする等により、減価償却費を収入から差し引くことができる。
(3)その他、PC購入費、通信費、交通費等も実質的な生活費も収入から差し引くことができる。

上記のように、各種控除や経費をうまく落とすことで、法人税を最小化しながら、個人としての所得税も最小化する。
結果、サラリーマン時代より税金の支払いが少なくなり、可処分所得が増える。
さらに、法人としての信用を得ることで、超低利融資を受けられるようにもなる。
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・・・といった内容を、サザエさん一家を例にした、一風変わったアプローチで説明していきます。
(マスオさんがサラリーマン法人を作るというストーリーです)

確かに、興味深い方法だなと感心しました。

しかし正社員のサラリーマンが、いきなり法人化して、これまでの勤務先と委託契約を結ぶという設定は、日本では現実的ではないですね。。
特に、現在のような不況の状態では、委託契約にすることは大きなリスクを抱えることにもなりますし。

ただ、「こういう考え方もあるんだ」という知識が得られる点は、プラスだと思います。

個人的には、サラリーマン法人化せずに節税する方法として、本書で紹介されていた本
<「無税」入門―私の「無税人生」を完全公開しよう 只野 範男著>
が気になりました。

貧乏はお金持ち” に対して1件のコメントがあります。

  1. 通信ってなに?

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