冒険に出よう 未熟でも未完成でも“今の自分”で突き進む。
こんな本を読みました。
Amazonのレビューは厳しいものが多かったですが、私自身は、「前向きな考え方にさせてくれる良い本」だなと感じました。
ソーシャルメディア、フリーランス、セルフブランディング、ノマドといったキーワードに象徴される、安藤美冬さんという方の自伝的エッセイです。
集英社に勤めながら、「一度きりの人生。替えのきかない、自分にしかできない仕事で生きていきたい。」と考え、30歳にして退職。
とにかくパワフル、バイタリティ溢れる女性という印象でした。(それでもかつて、うつ病になったことがあるとのこと)
なんとなく、毎日の仕事に追われて、疲弊感を感じている人に対してオススメできる本だと思います。
私自身は、以下の内容に共感し、考えさせられました。
・マイルールを定めて実行する(自分自身を自分でコントロールする)
・挑戦の分母を増やす(相対的に失敗の確率を減らす)
・週末ひとり合宿をする(非日常の時間を設けて、じっくり頭の中を整理する)
・自分を表現するキーワードを決める(自分を知る/分析する)
・自分を成長させるメンターを持つ(人との出会いが自分をつくる)
・チャンスの神様は前髪しかない(好機はすぐに捉えなければ、後から捉えることはできない)
・コミュニケーションは合気道(一方的に押しすぎても、遠慮して引きすぎても、会話は成り立たない)
・やらないことを明確にする(スーツを着ないとか)
最後に、安藤さんのツイッターでのつぶやきを紹介します。(私が気に入ったつぶやきです)
「自分の弱さをすべてそのまま受け止めて、それでも強く優しい人間になりたいと思います。信じる道を突き進む途中に起きるすべてのことに、時には笑い、時には怒り、時には涙を流して、時には口笛を吹くような人間でいたい。決して立派には生きられなくても、いつまでも熱く人の心に残る存在でありたい。」