タックスヘイブン
久々に、橘玲さんの作品を読みました。
投資本ではなく、サスペンス小説になりますが、お気に入りの作家ということで記録を残しておきます。
著者の橘玲さんは、以前紹介した『マネーロンダリング』や、『お金持ちになれる黄金の羽の拾い方』の著者でもあります。
『マネーロンダリング』も凄かったのですが、今回の『タックスヘイブン』も良かった~。
金融に精通したコバ、知的なサトル、華を添える紫帆やアイリスといった魅力的な主人公達が活躍します。
Amazonのレビューにもありましたが、『マネーロンダリング』のときと雰囲気が似た作品になっています。
今回はシンガポールが舞台で、都市の描写も楽しめました。
もちろん、金融に関する橘さんの膨大な知識にも圧倒されます。
また、時代設定が3.11後の日本で、経済的な状況は実際の状況が反映されていることもあり、ノンフィクションとフィクションが入り混じった、不思議な感触を味わえます。
非常に満足できる作品でした。