金の卵を産むニワトリを持ちなさい
著者は、元銀行支店長の菅井敏之さんです。
「お金が貯まるのは、どっち!?」「家族のお金が増えるのは、どっち!?」に続く3冊目の著書になります。
タイトルからはちょっと想像が付きづらいですが、主に、不動産投資に関する内容になってます。
「金の卵を産むニワトリ」というのは、毎月毎月新しいお金を運んでくれる「仕組み」と定義していて、
・ビジネスや人的資産(給与もここに含まれる)
・収入付き不動産
・国債などの金融資産
の3種類があるとしています。
また、お金持ちになるには投資先の「順序」も大切としていて、
①資産形成の初期・・・貯金する。または自分に投資する。
②資産形成の中期・・・借金をして収入付き不動産を持つ。
③資産形成の後期・・・収入付き不動産を組み替えながら増やしていく。
④資産運用期 ・・・収入付き不動産の一部を売却し、金融資産を持つ。
という順序を勧めています。
この順序は、本によっては違う順序を勧めてたりするので、一つの意見かなと思います。
著者は、銀行支店長時代に、成功している人のほとんどが不動産経営をしていたことから、「まずは不動産投資に取り組むべき」と考えたとのことでした。
不動産投資の話だけでなく、融資に関する内容も充実している本です。
ここら辺は、さすが元銀行支店長といった感じで、とても分かりやすくまとめられていました。
・銀行が見るのは、「資質」「キャッシュフロー」「純資産」の3つ
・自己資金を3分の1用意すれば、残り3分の2は銀行が貸してくれる
・特にお勧めの銀行は「日本政策金融公庫」