謎のトレーダー「しん」の株バリュー投資法

こちらの記事で紹介した、「マネーマスター」の「しん」さんが本を出しました！

内容は、基本的にはバフェットやグレアムの考え方に沿ったものになってます。
つまり、「本来の価値よりも低く評価されている割安な株を狙って買って、その評価に他の人が気付いたときには株価が上がっていて利益を出せる」というバリュー投資法の紹介。
さらに、以下のような考え方も、バフェット＆グレアムと同じ考え方ですね。

・長期保有する
・投機はしない
・会社の一部を買うつもりで株を買う
・目先の動きに惑わされない

また、バリュー投資株の銘柄を選択する際、参考とすべき項目を解説しています。

・自己資本比率が高いこと
・時価総額が解散価値の2/3以下
・配当利回りが高いこと
・PERが低いこと
・PBRが低いこと
・ROEが高いこと
・経営陣が優秀なこと
・事業素質が高いこと
・来期大幅な減収がないこと
・自社株買いに積極的なこと

さっそく、会社四季報 2005年1集新春[CD-ROM]を使い、自分で設定した基準でスクリーニングを試してみました。
（こちらのCD-ROMは、インターネットから最新の株価データをダウンロードできて、非常に便利）

結果は・・・、なんと該当したのは１社のみ。。
設定した基準が厳し過ぎるのかなぁ？？でも、これで基準を緩めるのは、本来のバリュー投資から外れる気がするし。すでに本で情報が発信されてる時点で、割安株はかなり少なくなってるのかもしれませんね。。