カリスマ投資家たちの株式投資術
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金色の背表紙がとにかく目立つ、何やら怪しげな書籍です(笑)
ですが、内容はなかなか面白かったです。
12名の投資家たちの投資戦略が紹介されている本なのですが、各人の戦略が異なっている点が興味深いです。
各人の運用資産も記載されているのですが、2,000万~40億円と、運用金額も異なっています。
以下のように、短期~中長期までいろいろな投資戦略が出てきます。
・銘柄を十分調査しておいて、市場の暴落時に、逆張りの形で購入する
・プラスサムである中長期投資の戦略を選び、週足チャートで売買のタイミングを計る
・会社の持つ資産(現金、有価証券、不動産など)に対して、株価が安い銘柄を購入する
・株価が下がりにくいという理由から、主に優待株を購入する
・自分が知っている業界の銘柄で勝負する
・事業内容が分かりやすい会社に投資する
・今後も労働人口の増加が見込めるという理由から、アメリカ株に絞って投資する
・株価がよく動く9~10時、14~15時に絞って、デイトレードで勝負する
・値動きの大きい新興市場を対象に、デイトレードで勝負する
ただ、人の戦略をそのまま真似したとしても、必ずしもうまくいくとは限らないとのこと。
理由は「投資方法とその人の相性というものがある」から。
本の中に出てきた表現なのですが、この記載にとても共感しました。
私自身、以前はデイトレードとか信用取引なんかも試したことがあったのですが、「うまくいかないし、自分には合わないな」と感じて、今のスタイルに落ち着いています。
経験上、自分が納得できて、あまり強いストレスを感じない方法を選んだほうが、成績もついてくるような気がしますね。