DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法

こちら で紹介したDAIBOUCHOUさんの続編となります。

DAIBOUCHOU式 新・サイクル投資法

時代ごとのポートフォリオを実際の銘柄名まで含めて載せており、そのポートフォリオに至る考え方も解説されていて、とても参考になります。

著者のDAIBOUCHOUさんは、激動の投資生活を送っています。
2000年に200万円を元手に投資をスタートし、2003年には資産が500万円に達しています。
そこから2004年春には2億4000万円まで、急激に資産額を増やしています。
が、2004年5月のブラックメイで、一挙に9000万円まで資産が下落。
そこから市場も落ち着き、2004年10月には1億6000万円まで回復。
2005年春には資産2億円を突破、2005年12月にはなんと10億円を超えます。
しかし、2006年1月のライブドアショックで、資産は5億円まで減少。
2007年秋には6億5000万円くらいまで回復するも、2008年のリーマンショックを受けていったん株式投資から離脱。
その後、2010年に株式投資に復帰。この頃の資産額が約3億円。
そして2018年春時点で、資産は6億円とのことです。

ジェットコースターのように資産が増減していますが、その要因は「信用取引を活用している」ことだと思います。
億という資産を築く上で、信用取引が非常に有効に活用されているのですが、ここはなかなか真似するのが難しいなと感じました。
増えてる時期を見れば羨ましい限りですが、逆に減ってる時期には、1億5000万円とか5億円といった規模の損失を出しています。
これだけの損失に耐えられるメンタルがないと、続けられない投資法だと思いますし、この精神力がDAIBOUCHOUさんの武器の一つなのでしょうね。

この本を読む中で、なるほどなぁと思ったのは、
 「将来の資産」=「投資資金」x「パフォーマンス」x「時間」
という式。
DAIBOUCHOUさんは、この式の中の要素「投資資金」に着目して、「信用取引によって投資資金にレバレッジをかけ、将来の資産を増やす」という方法を実践しました。
この式の各要素それぞれを伸ばせるのがベストなのでしょうが、人それぞれで、どの要素に力を入れるか(入れられるか)が変わるのだろうなと思います。

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