なぜ不動産は特別扱いされるのか?

いろいろと知識が入ってきて混乱気味なので、ちょっと整理。

「なぜ不動産が特別扱いされるのか?」
この点について、株と比較しながら考えてみたいと思う。ちなみに、ここで言っている不動産とは、マンションやアパートの経営を指す。

まず株と不動産の違いとして、利益の入り方の違いがある。株はキャピタルゲイン、不動産はインカムゲインに向いていると言われる。しかし、株にも配当があるわけで、インカムゲイン用に株を保持していても良いはずだ(実際、そういう投資家も多いと思う)。
ただ、株の配当は年に1、2回だ。一方、不動産では、毎月家賃収入が入る。コンスタントに収入が入るというのは、非常に魅力的だ。

それなら、決算期の異なる複数の株を保持して、毎月配当収入が入るようにしたらどうだろう。
だいたい株の配当の利回りは、1~2%、良くて5%というところだろう。一方、不動産はピンキリで、良い物件を保持していれば10~20%の利回りが狙える。良い物件を持てるかどうかには、本人の努力が介在する余地がある。一方、株では、努力すれば利回りが上がるというわけではない。

この利回りの違いは大きい。不動産は、この利回りの大きさによって、借金の返済以上の利益を手にすることができるからだ。

そもそも資産を手に入れる際、多額の融資を望めるのが不動産のみである。
株投資用に多額の融資を受けられる制度というのは、あまり聞いたことがない。

以上、不動産のメリットを挙げてみたが、デメリットもある。
それは空き室リスクだ。大きな利回りが望める前提ならば、借金の返済以上の利益が手に入るわけだが、空き室となってしまうと、家賃収入がなくなり借金の返済のみが残ることになる。こうなってしまうと、その不動産は負債となる。
また、換金しづらいというデメリットもある。急にお金が必要になった時、すぐにその不動産が売れるとは限らないからだ。

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